王子生協病院は、多くの地域組合員さんの参加と協働によりつくられた歴史を持つ医療機関です。『いのちの平等』を理念にかかげ、差額ベッド代のいらない安心の医療を貫いています。
どんな時代にも一人ひとりの希望に添うために、医療チーム全体で患者さんを生活背景から捉え、真の意味で『患者の立場に立つ看護』に取り組んでいます。疾病の急性期から終末期までどの過程においても、多職種との連携のなかで看護の専門性を発揮し、一人ひとりに寄り添う看護にこだわりをもち取り組んでいます。
当法人には、北区、荒川区、足立区のエリアに7つの診療所があります。外来・訪問診療・健康診断・予防接種などを通じて、子どもから高齢者まで家族ぐるみで地域の幅広い方を対象とした医療活動を行っています。また地域のケアマネージャーや高齢者安心センター(地域包括支援センター)と一緒に学習会を開催し、介護と医療の連携を深める活動や地域の組合員さんと協力して、患者様や住民の方を対象に、健康づくり情報を発信する学習会や保険予防活動を行うなど地域の方々と共に地域に根ざした活動を幅広く行っています。「何かあったら生協の診療所に相談すれば安心できる」といわれるよう、話しやすくて適切な対応が受けられる診療所であるよう心がけています。
東京ほくと医療生活協同組合では現在5つの訪問看護ステーションをもち、地域に根ざした看護を目指して在宅生活のお手伝いをさせていただいています。 『法人内の事業所との連携』という強みを生かし、「利用者様とご家族が望む医療とは何か」を毎日追求しています。 また、法人外の医療機関からも依頼をうけ連携を深めながら訪問看護を行っています。今後さらに増えるであろう在宅介護ですが、1人で不安や悩みを抱えている方がなくなるように『地域の中の訪問看護ステーション』であり続けたいと思います。